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背中。 [見たこと 聞いたこと]

34年前の記憶を上塗りしてきました。


先週 東京体育館で行われた
小田和正さんのライブに行ってきました。


私が行ったのは、東京体育館2days初日の6/30。
奇しくも34年前、5人のオフコースがステージに立った
最後の日・武道館公演10days最終日にあたる日。

6/30が近づくたびに、いまでも心がちくちく痛みます。

今はもうグループが存在しないこと
1度もライブを観ることができなかったこと
途中グループのかたちが変わった後
行こうと思えば行けたのに行かなかったこと

いろんな思いがぐるぐる おセンチな6月(笑)を、
もう何年も何年も過ごしていました。

そんな思いで向かった東京体育館。

私の席は、スタンドのてっぺん

・・・・・でしたが、


この日のオンステージシートが当選し、
私は3時間ステージの上にいました(爆)


まさか当たると思っていないので軽い気持ちで見に行って←自己防衛本能w
自分の番号を見つけた時は鳥肌はたつし血の気は引くし、
あわあわして・・・そのまま受付されそのまま連れて行かれ
気がついたらステージの上で←開演5分前スタンバイ
いつものようにノリまくって楽しんだら・・・終わってた的な(爆)


小田さんのステージセットは四方に花道があって、
サブステージもかなりの割合で使用するため、
私の席があるメインステージにはほとんどいないし(笑)、
こちらに向かって愛想をふりまくような人じゃないので(爆)
99%は小田さんの背中を見て過ごした3時間でした。

こちら側には愛想をふりまかないって書いたけど、
ステージ上の私の席から小田さんを観察した結果
1番印象に残ったのは、小田さんとファンの距離感。
遠くの席にも近くの席にも視線を送って手を振って・・・
この人ファンサの鬼だわ(真顔)と本気で思いました。
むかーしの小田さんを思い返すと信じられないけど←おいおい
何度も何度も客席に向かって「ありがとう」と叫ぶ
今の小田さんがだいすきです。

ステージ上からそんな小田さんをながめていて、
ふと小田さんのお母さんが小田さんに話した
占いの話を思い出しました。

小田さんがまだうんと若い頃、小田さんのお母さんが
占い師さんに小田さんのことをみてもらったら、
壇の上に立つ職業に就く と言われたらしく、
あー自分の息子は教師にでもなるのかなと思っていたら、
今思えば 高い壇とはステージのことで、
実は歌手になるってことだったのかもね という話。

何十年も歌い続けてきて、
本当にいろんなこともあって、
それでも歌を歌い続けていて、こうして
自分の歌を聴きたいって思う人たちのところへ
“飛んで”きて、1歩でも近づこうとしている気持ちが
たぶん俯瞰して見ることができるステージの上だったからこそ
いつも以上に感じとることもできたし、それがうれしかったです。

そしてこちらにはあまり顔を向けることはなかったけど、
後ろにいる君たちの応援もちゃんと受けとめてるよ って
いう空気感が、背中からいつも感じとれた かな。
ちっとも意識してないように見せて・・・あ、
ホントに意識してないかもしれないけど(笑)
それがとてもうれしかったし、しあわせでした。

小田さんが花道に向かって移動していく時は
いってらっしゃいと心の中でエールをおくり、
メインステージに帰ってくる時はおかえりなさい
と(見えないだろうけど)笑顔でお迎えを(笑)。

普段は見られない景色を見せてもらえて
本当に幸運だったし、しあわせでした。


でも、今回のツアーはオフコース時代の曲も含めた
カバーアルバムを中心に構成されているので
当然オフコース時代の曲もたくさん歌われる訳で、

34年前の6/30に演奏された曲のなかでも
印象的な2曲が同じ順番で歌われて、
その時の映像も一緒に流れたら
そりゃ、もう・・・

まさか34年後にステージの上でこの2曲を
生で聴くことになろうとは思わなかった

・・・けど声をあげて泣きそうになるのを必死でこらえて、
タオルに顔をうずめていたから全然見ていないという(笑)

小田さんの歌の歌詞じゃないけど、
泣いて泣いて泣いて笑った3時間。

ある意味34年前のリベンジのつもりでのぞんだ6/30。
これからも胸はちくちくするかもしれないけれど、
34年後の6/30の記憶で気持ちが上書きされた分、
来年は今までと違った気持ちで過ごせるような気がします。


ご当地紀行映像の終わりごろになると
小田さんがスタンバイで戻ってくるんだけど、
準備が終わってからはスクリーンに映る
映像を見ながらすっごい笑ってたよ。
見終ったらぐっぐって姿勢を整えつつ
正面を向いて・・・背中がしゃきっとした(笑)
スイッチが入った瞬間って感じ。
バックミュージシャンともほぼ会話はなく
アイコンタクトで通じてる感じがすごいな
って思いながら見てた。たんたんと熱い感じ。
後ろから見ても金原さんの座り姿は美しく、
背中でも音楽を奏でていました(うっとり)

見えなかった部分もたくさんあったけど、
見えないからこそ見えた部分もあって、
一生忘れられない6月30日になりました。


(余談)ステージ上はここは砂漠か!と思うくらい乾燥していたのですが、
座席に案内されてから降りるまでは飲食禁止なので、事前にある程度
水分補給をしてから臨んだ方がいいかも。私、干からびそうになっていました(笑)
ちなみにトイレも行けないけど、5分前までは何度でも好きなだけ行けました(爆)
当選者の受付から終演後の送り出しまで、スタッフの方々が
何度もおめでとうございます、今日は楽しんでくださいね、
気をつけて帰ってくださいねって笑顔で話しかけてくれました。
それが通り一遍の言葉じゃなくて、本当に心がこもってると感じたので
想像以上に楽しく過ごせて帰ることができたような気がします。
ホスピタリティが素晴らしかったです。本当にありがとうございました。
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