きほんのき。

基本の先にあるもの。


ようやくもらった夏休みをつかって、
お菓子の1日講習会に参加してきました。


フランスから来日した先生による実演５品。
朝８時に会場に入って夕方４時過ぎまで、
途中試食休憩を挟みながらみっちり講習。


できあがった作品の数々は
もちろん素晴らしいのですが、

何より感動したのは
材料や道具の扱い方。


アシスタントが移し替えたボールにまだ残っているのを見て、
すっとボールに手を伸ばして、最後まできれいにすくってた。

計量したもののすべてが必要な材料だから、
きれいにちゃんと取り出し入れましょう　ってこと。


あったりまえのことなんだけど、
実は意外とできていない←私の場合


まー私のようにもたもたと作業する人は、
ボールを移し替える度に容量が減っているとか、
きれいに取ったつもりでも取り切れていなくて、
あーもうこれはいいか…って流しにどぼん←ダメ。
絞り袋にいたっては入れる前からあちこちに飛ばし
いつも手がべたべたになっているような気が←ダメ過ぎ


やっぱり　きほんのき　ですよ。




新しく生み出されるお菓子だって、そう。


ベースの生地やクリームがあって、
そこに何を組み合わせていくかで
バリエーションが生まれるんだな。
先生も創造は基本の延長って言ってた。


だから　きほんのき　ができていないと、
なーんにも生まれないんだな、きっと。

先生の手から生まれていくお菓子を見ながら、
まる1日　そんなことを思っていました。


この日感じたこと気付いたことは
実はもうずっと前から教わっていて、
ただ自分が実行できていないだけ
なんだと痛感したのも事実だったり。
プロになりたいとか野心もなく（笑）、
ただ「おいしい」の源流が知りたい
という気持ちから習い始めたけど、
自分が現在置かれている環境の
素晴らしさに全然気づいてなかった
というかー、今まで何しとったんじゃ(愕然)と思ったというか…
気持ちのもちよう次第で、得るものは違ってたんじゃないか
と思ったら、まる1年何やってたのかなってくやしくてくやしくて。

せっかく素晴らしい先生に習っているのだから、
今通っている教室の残りの授業と時間を、
今まで以上に大切に過ごそうと思ったのでした。

いやーもう去年の今頃なんて　いっぱいいっぱいで余裕がなかったから・・・
もったいないことしたなぁ。でも気付いただけえらいよ私ってことにしておこう。


今後の自分のために、
このことを書き残しておくことにしました。


講師の先生のコック帽のつくりが気になって気になって…
コック帽てっぺんが抜けてるつくりなの。不思議不思議ー。
どうしてそんなつくりなのかな、厨房が暑いから？とか
質問コーナーでそんなこと聞いたら張り倒されるので（爆）
悶々としながら帰りました　とさ　　


先生が作ったケーキ、食べてみたかったなぁ。
パリに行った時、お店まで行けなかったんだよね。
あーパリに行きたいなぁ・・・当分行けそうにないなぁ。